アニメ『アイカツ!』エピソード10選

 明けましておめでとうございます。昨年はブログをたくさん更新しようと思いましたが、10月で力尽きてしまいました。
今年はなるべく多く更新できるように頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。
当分は昨年の間に更新できなかった2013年の総まとめ的な記事ばかりになると思いますが、もしよろしければお付き合いくださいませ。

アイカツを見よう

 長期休暇に入ると一挙配信を行う『アイカツ!』。
この冬も恒例の無料配信を実施しており、連休最終日の1月13日(月・祝)17:59まで配信中。第40話から第63話までのエピソードを見ることができます。

http://www.aikatsu.net/story/haishin.html


 それに伴い、『アイカツ!』のおすすめエピソードを挙げる記事がありました。
アイカツ! でこれだけは見とけっていうエピソードは? : じょじあにそくほー
自分が選ぶとしたら何だろうとふと思ったので、『アイカツ!』のアニメに毎週元気をもらってる身として、これまで見てきたエピソードでこれは良かった! というものを挙げてみることにしました。


 まずおすすめのエピソードですが、第1話〜第50話までです。第1部のエピソード全部です。
何を言っているんだと思われるかもしれませんが、トップアイドルを目指す星宮いちごちゃん達を始め、女の子たちのアイドル活動があますことなく描かれていて、飛ばすエピソードなど無いくらい全ての回が見どころいっぱいです。それに3DCGの進化も順に追っていけるという点でもおすすめです。CGめっちゃ可愛くなっていくんですよ。ビックリします。

アイカツ!』エピソード10選

 といってもそれでは記事を書く意味がないので特に印象深いエピソードを絞っていきます。
選考基準は「全話好きだけどその中でも特にグッときた話」です。並びは放送順でネタバレ含みます。

脚本:綾奈ゆにこ 絵コンテ:高柳哲司 演出:土屋康郎 作画監督:仲田美歩、長谷川亨雄


サインを持ってないいちごちゃんがアイカツを通して自分なりのサインを獲得する回。
ただ自分のサインを作るだけでなく、サイン会での苦い経験を通して誰のために書いているのか、目の前にいるファンあってのものではないかということを見せる構成はとても丁寧で良かったです。
この頃はまだ普通の女児アニメとして見ていたので養成ギプスが出てきても、ちょっと面白いアニメだなぁくらいにしか思ってなかったのですが、まさかそれを超える展開があろうとはこの時はまだ思いもよらなかった……。

脚本:加藤陽一 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:富沢信雄 作画監督:野口寛明、高田洋一


崖登り回。
3DCGがパワーアップするのですが、それが吹っ飛んでしまうくらいインパクトがありました。これがアイカツ
ところでタイトルにもなっている「Move on now!」はめっちゃカッコイイので是非フルで聴いてもらいたい一曲。

脚本:加藤陽一 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:小山田桂子 作画監督:末永宏一、白井裕美子


クリスマス回。
だけどアイカツがただのアイドルアニメではないことを分かっていても、伐採に至るところまでは想像できなかった。常に想像の斜め上をいくアニメ、それがアイカツ
木を切り倒している時には最近の蘭ちゃんの口癖にもなってきてる「これ、アイカツか?」も登場。はいアイカツです。

脚本:大知慶一郎 絵コンテ:増田敏彦 演出:のがみかずお 作画監督:野口寛明、高田洋一


ただのアイドルアニメではないアイカツが普通の正月を描くわけがない、ということで正月太りしてしまったいちごちゃんがダイエットする話。
まずタブーとも思える美少女キャラを太らせる描写にビックリ。でも自分を律する、体調を管理するっていうのもアイドル活動といえば確かにアイドル活動だなと納得。
それ以上にアイカツシステムが作動しない展開にも驚き。作動しないのは単に太っているからではなくて、嫌なことを先延ばしにする姿勢はアイドルとして輝きたい自分を忘れてるからでは、というところと繋げてたのは上手いなぁと思いました。

脚本:綾奈ゆにこ 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:のがみかずお 作画監督:末永宏一、高田洋一


バレンタイン回……というよりらいち女装回。最近では他校の生徒が自由に出入りしたり、らいちも変装せずに入ってきたりとザル警備のスターライト学園にもこんな時期があった……。
普通バレンタインといえば男女の恋愛かとアイカツおじさんは穏やかじゃなくなりますが、そこは綾奈ゆにこ氏なので問題ナッシン。
らいちの目を通してスターライト学園の様々な部分が見えたりギャグが面白かったり、色んな可能性を感じた回でした。

脚本:大野木寛 絵コンテ:中村里美 演出:中村里美 作画監督:渡部里美、江森真理子、やぐちひろ


冒頭でノルマのCGパートも早々に終わらせ、たっぷりといちごたちのオフを描く回。
普段がアイドルとしての日常を描いてるのに対して、この回は普通の女の子たちとしての日常を描いている回になりますが、本当にその通り何も事件らしい事件もなくゆったりとした時間を描いていて素晴らしかったです。
「この穏やかさ、穏やかじゃないわね。」まったくです。

脚本:大野木寛 絵コンテ:花札虎南 演出:宮原秀二 作画監督:尾形健一郎、菊地功一


プリキュアとかでも母の日回はあるんですが、やっぱりこういう家族ものには弱いので。
いちごの原点のステージは母の原点でもあり、大切な人との出会いの場でもあった。
アイカツ!』では受け継がれる思いというのが一貫して描かれていると思うのですが、ここではそういう母から娘への思いが丁寧に描かれてグッときました。
名曲「Wake up my music」はホントに素晴らしいです。

脚本:平見瞠 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:富沢信雄 作画監督:高田洋一、徳田夢之介


アイドルユニット「トライスター」入りをかけて相対することになったいちご・あおい・蘭という穏やかじゃない展開ですが、それよりも近く訪れる別れを徐々に描いていく演出のほうに惹かれました。
公開面接後にすごした三人の僅かな時間、一緒に作って食べたホットケーキ。
新たな道を歩みだした蘭とそれを見送る二人に蘭が放つ最初の一言、「あのさ、ホットケーキ美味しかったよ」に色んな思いが詰まっていて感極まるものがありました。

脚本:加藤陽一 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:佐藤和磨 作画監督:尾形健一郎、菊地功一、外間亮


弱い部分を見せなかったトップアイドル神崎美月が倒れるという事態。絶体絶命のピンチに駆けつけたのは美月が憧れ続けた伝説のアイドル“マスカレード”! こんな展開に燃えないことがあるだろうか(いや燃える)。
マスカレードのステージを見た美月は再び舞台に立ちます。「憧れは何ものにも変えられない力になります!」「いま、また私は力をもらったんです!」。
この一つ前の第46話で美月がアイドルを目指すきっかけになったのはマスカレードと明かされますが、いちご達が憧れた美月もまたマスカレードから力をもらっていた。
そういう受け継がれる思いが描かれていてとてもグッときました。アイカツ見続けてて良かった。

脚本:加藤陽一 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:小山田桂子 作画監督:澤木巳登理


1年目のラスト。
普段ならいちごちゃん中心に見てしまうところが、いちごの突然のアメリカ行きを聞かされたあおいちゃんにフォーカスしていくので否が応にもあおいちゃんに感情移入してしまいました。これまでの積み重ねてきたものも大きく涙涙。
最後のステージでは大方の予想通り流れたカレンダーガールも、いちごの旅立つ描写に歌詞を重ねてくるので更に涙、と本当に多くの視聴者が望んだであろう理想的な締めくくりをしてくれて良かったです。


 他に第7話第17話第19話第32話第33話第40話第42話第43話第55話第61話あたりも好きですが、とりあえず10本挙げてみました。思ったより面白みがないというか、普通のラインナップになってしまったかも……。
ただ冒頭に書いたように全話おすすめですので時間に余裕がある方、女児アニメに抵抗がない方は是非見てみてください。


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 こちらの記事では第1部と、現在放送中の第2部のストーリーがまとめられているので、未見の方は目を通しておくと全体が把握しやすいかと思います。
無料配信見る方は終了まであと2日しかないですが、1日12話見ればオケオケオッケー!
終わり。


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