何故フィクションの中のハッカーは物凄い速さでキーボードを叩くのか

昨年の事になりますが、Togetterで以下のようなやり取りをまとめました。
 Togetter - 「フィクション作品のハッキング描写は次の演出を考えてもいい時期ではないだろうか」
海外ドラマに限らず古今東西の様々な作品で目につく、「キーボードをでたらめにがちゃがちゃ叩く」以外にPCを使いこなしている表現ってできないものか、というイラストレータ安倍吉俊氏の問題提起です。


またこの話題をまとめる前に、2chでは次のようなスレッドも立って話題になりました。
 【2ch】ニュー速クオリティ:映画に出てくるハッカーってやたらウインドウ出しまくるけど、誰かタブブラウザ教えてやれよ…
こちらも映画やドラマなどの映像作品でよく出てくるハッキング描写へのツッコミが数多くあります。


その後もTwitterでこういったハッキング描写へのツッコミを見つけてはTogetterでまとめていました。
 Togetter - 「フィクション内のハッキング描写について」
これらに共通してあるのは「画面が無駄にグラフィカル」「キーボードを物凄い速さでガチャガチャ叩くだけ」な描写はなんとかならないか、というものです。


確かにドラマや映画、アニメなどを観ていると大抵のハッカー(クラッカー)は物凄い速さでキーボードを叩いてるし、ハッキングするにしてもウィンドウがたくさん出てくるわ進歩状況を丁寧にアニメーションしてくれるわ、っていうかそもそも何のOSなの、という描写が目につきます。
自分はプログラムのプの字も知りませんし、実のところハッキングとクラッキングの違いも大雑把にしか分かりません*1。要するにこの手の分野に関しては殆ど知識を持ち合わせてないです。
しかし上で挙げたようなまとめやツイートを見続けていると、そういえば何故ハッキングの描写はいつまで経っても同じままなんだろう? と思ってしまいました。
20〜30年前ならいざしらず、今はPCが普及して触れる機会は圧倒的に増えているはず。ということは作り手の中にも詳しい人はいるだろうし、演出の検証が行われても不思議ではないと思います。
でも現実にはハッカーの表現、ハッキング描写が殆ど変わらない。何故か。
気になったので考えてみました。
なお以下の文章ではクラッキング行為もハッキングに統一しています。ご了承下さい。

何故いつまで経ってもハッキング描写は変わらないのか

結論を書きますと、「誰が見てもそれが一番わかりやすいから」だと思います。終わり。

フィクションの中のハッキング

というのも何なのでもうちょっと考えたいと思います。
具体的にどれくらいの映画やドラマでハッカーが描かれているか、というのはあまりに数が膨大で紹介しきれないのでまとめへのリンクを。

リンクだけ紹介したのはあまり映画などを観ていないというのもありますが……そんな自分でも印象に残っている(というか今頭に浮かんだ)ハッキング描写がある作品を3つ4つご紹介。

昨年3D映画版が公開されたりもした高見広春の同名小説が原作の映画。まぁ詳しいことはWikipediaを見て頂ければ。
この映画には三村信史というハッカーが出てきます。
彼は物語の後半で殺人ゲームを仕掛けた本部のメインコンピュータへハッキングを行い、システムがダウンしている間に爆弾を積んだ軽トラを本部に突っ込ませる計画を立てます。まぁ結局失敗してしまうのですが。
 Battle Royal - scenario6
で、そのハッキングソフトのグラフィックとかハッキング描写がいかにもという感じで見てて面白いです。

システムダウンさせた折にはcompleteと表示してくれる親切設計。

三村はシステムを実行したあともノートのキーを叩きまくってますが、何故そうしたかは特に説明もないのでちょっと分からず。
ちなみにファンサイトではこのハッキングソフトザ・サードマン」の説明が次のようにされています。

三村が作ったウィルスの名称。BR本部のメインコンピュータのシステムを破壊、書き換えしていく機能を持つ。違法改造を施した携帯電話と省庁ハッキングのさいに作っておいたバックドアによって、省庁のコンピュータ経由でBR本部に進入。

――バトル・ロワイアル大事典

なんかよく分からんけど凄い。


調べたところによると『バトル・ロワイアル』では、三村がハッカーであることを演出するためにNmapというセキュリティスキャナが使われていたそうですが、2003年に公開された映画『マトリックス・リローデッド』ではより効果的に用いられ、大きな話題になります。
 Matrix ReloadedにNmapとSSH登場 - スラッシュドット・ジャパン
この場面ではトリニティがNmapを使い脆弱なSSHサーバを発見、その後sshnukeと呼ばれる架空の攻撃ツールを用いて実在する脆弱性「SSH1 CRC-32」を攻撃し、root権限を奪取します。
映像で見るとこんな感じ。

まぁはっきりいって地味かもしれませんが現実味があるという点では今までの映画にはない部分だったのではないかなと。
ちなみにNmapの作者であるGordon Lyon氏はこのように語っていました。

私たちは、Hackers(邦題:サイバーネット) のような映画の中で、ばかばかしい、3Dアニメーションを施した、見栄えのする映像で取り繕ったハッキングの場面をたくさん観てきた。だから私は "The Matrix Reloaded" の中でトリニティ(劇中のヒロイン)が適切にそれを行っているのを見て驚かされた。

――Matrix ReloadedにNmapとSSH登場 - スラッシュドット・ジャパン

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プロデューサーに『428 〜封鎖された渋谷で〜』のイシイジロウ、シナリオに『Ever17 -the out of infinity-』の打越鋼太郎というメンツを迎えながら、自分が知る限りでは何故か隠れた名作扱いになってるような気がするDS用のADVゲーム。
DSでしかできないことをやってる作品なので、機会があれば騙されたと思って是非やって頂きたいです。
まぁそれはともかくこのゲーム、毎回密室から脱出するわけですが、閉じ込められた状況から脱出する過程でハッキングする描写があります。
映像だと前述のように物凄い速さでタイピングしたりわかりやすさに重点を置いて見せますが、では静止画を用いるゲームだとどうなるか。

やっぱり物凄い速さでキーを叩いていた。
この場面ではパスワードロックを突破しようと総当たり攻撃するためにコーディングを始めたり、あるいは気づいたら既に突破してたりと主人公の取ってきた行動によって展開がやや変わりますが、まぁ大筋は殆ど変わりません。
しかし映像だけでなくADVゲームでもこういう表現が当たり前のように使われていると、もうこれ以外にハッキング描写を新たに生み出すのは並大抵ではないだろうと思えてきます。作り手にとっても受け手にとっても、ハッキングしてますよという記号さえあればいいわけですから。

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ではADVゲームにおけるハッキング描写は今後もそういう記号的なままでいいのか。
という演出のこれからについてはまぁ作り手の方々に委ねるしかないのですが、システムとハッキングシーンの融合を語る上で外せないゲームがあることを思い出しました。
EVE burst error』です。

このゲームでは「マルチサイトシステム」と呼ばれるシステムを実装しています。概要についてはWikipediaで解説されていたので引用。

小次郎編とまりな編のどちらか一方だけを進めても必ずどこかで行き詰る。たとえるなら、小次郎編で開けられないドアをまりな編で開けることで、小次郎編が進むようになる箇所が、いくつか存在するのである(逆もしかり)。よって、適宜シナリオを切り替えてゲームを進める必要がある。

物語の後半、主人公の小次郎とまりなが政府のデータベースに侵入を試みるシーンでこのシステムが非常に有効に機能しています。

無駄にグラフィカルってわけでもなく高速タイピングがあるわけでもない*2にも関わらず、手に汗握る名シーンに仕上がっています。
動画もありますがこれは是非ゲームでやって頂きたいなぁと。ただ今やるとなるとPSP版ということになると思いますが、デザインが……現代的といえばそうなのかもしれませんが……。
ちなみにPSP版では流石に昔のままでは駄目だろうという判断か、ハッキングシーンの描写が大幅に変更されているみたいです。
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【関連】

フィクションのハッキング描写はどれくらい正しいのか


ところでこれらの描写はどれくらい正しいのか。といっても自分にはその判断が全く出来ないので、詳しい方の考察を見ていきたいと思います。
 映画のハッカーの描写がおかしいという話 - 非実在黎明日記
こちらでは「映画やドラマによく見られるハッキング描写へのツッコミ」へのツッコミがされています。
エントリを読むとフィクションの中のハッカー設定は、確かに非現実的なところもあるけど実際にありえる要素も含まれていて、あながち全てが嘘っぱちとも言い切れないようです。


また上では映画とゲームの例を出したので今度は日本のテレビドラマ、この手の話になると必ずと言っていいほど取り上げられるドラマ『ブラッディ・マンデイ』について。
このドラマ、自分がたまたま見たときは登場人物の一人が重要そうなファイルをWindowsのごみ箱に突っ込んで証拠隠滅したぜ的なシーンだったので、思いっきりずっこけてしまいました。ただそれは表層的な見方でしかなく、実はきちんとした監修のもとに作られたドラマであったことを後で知りました。

ブラッディ・マンデイ』はこのサイバーディフェンス研究所というところが技術監修を行い、ハッキングシーンにリアリティがあると評判だったみたいです。
実際にドラマの中でどのようにハック・クラックシーンがあったかという検証は以下のブログで行われていました。

また続編のシーズン2が放送された際にも考察されています。


もっとピンポイントにハッキングシーンのみを考察されたブログも。

ドラマの一場面からここまで考察できるプログラマって凄い。


ちなみにこの『ブラッディ・マンデイ』、シーズン2になると技術協力がサイバーディフェンス研究所ではなく、伊藤忠テクノソリューションズと株式会社ラックのコンピュータセキュリティ研究所が担当するようになりました。
 TBS「ブラッディ・マンデイ-シーズン2-」ハッキングから身を守れ!〜セキュリティ対策委員会〜
公式サイトでコラムも読めますので合わせてどうぞ。

こちらはフジテレビ系列で2005年に放送された『恋におちたら〜僕の成功の秘密』へのツッコミエントリ。
ヒルズが舞台ということで、ホリエモンが担ぎ出されていた時代を感じます……。
それはさておき劇中のツッコミどころの数々は、ITにあまり詳しくない自分でも正しいとかそれ以前にないわー、と笑ってしまうほど。
これに比べれば、その3年後に製作された『ブラッディ・マンデイ』はよりマシにハッキングが描写されたドラマだったと言えるのもしれません。

何故物凄い速さでキーボードを叩くのか

恋におちたら〜僕の成功の秘密』に描かれたプログラマ像から見れば、『ブラッディ・マンデイ』のハッキング描写はより現実に近い、しっかりとしたものになっていたことが伺えますが、しかしそれでもやはり「物凄い速さでキーを叩く」という表現は存在していました。
実際にドラマを見た人から「ハッキングに高速タイピングは必要?」という疑問が質問サイトに寄せられています。
 ハッキングに高速タイピングは必要? - Yahoo!知恵袋


でもどうしてここまで「物凄い速さでキーを叩く」絵が要求されるのだろう? いや確かにパッと見でなんか凄いことやってる! というインパクトを容易に与えられることは間違いないのですが、何故速い=凄いなのか。
Togetterでもまとめましたが、自分が一番合点がいったのは以下のツイートでした。

なるほど! 何となく理解できました。つまり音楽の超絶技巧的なものに通じると。
 超絶技巧とは (チョウゼツギコウとは) - ニコニコ大百科
ニコニコ大百科にも超絶技巧の特徴に、

速度が極端に速い(動画が追いつけずにコマ落ちしていることもある)。

とありますが、やはりパフォーマンスとして凄いことをやってるというのが一目でわかるのでしょう。


チャーリー・パーカーの中でも速いテンポの演奏曲といえば「ドナ・リー」辺りでしょうか。

この曲のオリジナルは無茶苦茶速いわけではないですが、多くのプレイヤーが演奏するにつれどんどん速くなったみたいです。ジャズに関してもあまり詳しくないのでその辺の経緯についてはこちらの説明などを見て頂ければ。
他に速い曲といえば「ココ」。

速いです。実際に演奏している映像がないのが残念。


パーカーのプレイについては動画があまり見当たらなかったのでもう一つご紹介。
上で紹介した「ココ」は「チェロキー」という曲が元になっているのですが、この曲自体もテンポが速く、また多くのプレイヤーによって演奏されてます。

トランペット、テナーサックス、ピアノ、ドラムとそれぞれにソロパートがあって分かりやすいかと。まぁ皆さん速いです。
このアルトゥーロ・サンドヴァルというトランペッター、そもそも速いフレーズで演奏する人だそうですが、それにしても速い。トランペットを吹いたことがない自分でも指使いを見ると、何だか凄いことをやってるぞという気になってしまいます。
 超絶技巧な人々: 超絶技巧トランペット - アルトゥーロ・サンドヴァル(Arturo Sandoval)


同じキーボード繋がりということで最後にあと一つだけ。

こちらはニコニコのコメントつきなのでオーディエンスの反応も含めて分かりやすいかと思います。
この動画、2:30あたりからインテル入ってるばりの超絶演奏を見せるのですが、それ以前と以後でコメントの温度差が激しくて笑ってしまいます。ちょうどボブの絵画教室的なノリ。
やはり速いというのはそれだけで魅せる要素が含まれているのかもしれません。


基本的に現実のハッキングって誰かに見せびらかすものでもないと思いますが、フィクションでは観客の目があります。
そこでハッキング描写も音楽のように魅せる超絶技巧に置き換える必要が出てくるわけで、キーボードを物凄い速さで叩くという演出が採用されるのではないか。そう勝手に結論を出してみました。
ところでこの動画の演奏、即興かどうかはちょっとよく分からないですが、そういう意味で考えると「物凄い速さでキーボードを叩きつつリアルタイムでハッキングする(という設定の)ハッカー」と「その場でアドリブをかましつつ物凄い速さで演奏するジャズプレイヤー」というのは案外近いところにあるのかもしれないな、と思いました。

まとめ

ケビン・ミトニックという人が存在したのを思い出した。
彼の、ハッカーとしてのスキルは、知らないが、
その後、さまざまな、コンピューターを題材とした
映画が発表され、そのイメージは、今も
さほど変わらないようである。
モニターに向かい、真っ黒な画面の、コマンドプロンプト
表示された中に、神業とも思える速さで、タイピングをする。
まるで、マジシャンか、はたまた、ピアニストが
名曲を奏でるかのように、さすが!ハッカー
思わずにはいられない仕掛けだ。
最近、またブラッデイマンディ”のシーズン2が公開されて
いるようである。
相変わらず、天才ハッカーは、
1995年当時のハッカーのイメージと変わらず、キーボードを叩く、
Windows7が発売され、また、Macはもちろん
LinuxにしてもGUIの進歩も目覚ましく、
今や、現実のハッカーでさえ、最低限のタイピングで、
(確かに、そのようなスキルの持ち主は、高速タイピングが得意ではあるがw)マウスやGUIやUTを駆使して効率よく、
作業するであろうと想像するのだが、
まー映画やドラマのイメージからすると、
今も、ハッカーいや、パソコン天才プログラマーのイメージは、
その方がいいようである。

――パソコンと付合う方法:ハッカーの概念

フィクションのハッキング描写は次の演出を考えてもいい時期ではないだろうか、というのは確かにそうだと思います。
しかしそもそも観客に今、何をやっているのか、が伝わなければ全く意味がありません。
ですから必然的に誰にでも、極端にいえばPCが何なのか全くわからない人にも「何か凄いことをやっているぞ」という印象を与えるため、どうしても大仰なアクションやGUIを用いることになるのでしょう。
というか素人があれこれ考えてるよりも前に、プロは既に検証しているはずだと思います。それでもこの現状ということは、今がベターなところに落ち着いているということかもしれません。
もっと世にあふれるデバイスとかが劇的に変わらない限り、もうしばらくはキーボードを物凄い速さで叩く演出が使われ続けるのかもしれないなと思いました。


ところで個人的にここ最近観たカッコいいハッキング描写のある映画は『アイアンマン2』でした。
ネタバレになるのもあれですし、文章で書いても良さは伝わらないので是非映像で観てもらいたいと思います。

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他に最近の映画だと『ソーシャル・ネットワーク』のハッキング描写が話題になっていたみたいです。
 映画「ソーシャル・ネットワーク」のハッキング手法 | Facebook
劇場で観る機会を逃してしまったのが悔やまれます……。

まだ自分が知らないこれ以前に制作された映画にも、ただキーボードをガチャガチャやってるだけじゃない素晴らしいハッキング描写は存在するのかもしれませんが、時間の都合でそこまで手が回せないので割愛……誰か親切なかたがいらっしゃいましたらフォローお願いします。


他に印象的だったものでいえば、ハッカーとクラッカーが区別されて描かれていたTVアニメ『F-ZERO ファルコン伝説』でしょうか。
 ハッカーではなくクラッカーという言葉を使って見せる、ひと味違う硬派アニメ!? 【▲→トーノZERO→アニメ感想→F-ZERO ファルコン伝説】
単なるアニメの一つかもしれませんが、こういう風に脚本の中で明確にハッカーとクラッカーの区別がつけられているとああ、ちゃんと分かっている人たちが作っているんだなぁと感心しました。


ということで前置きが終わったので、次回はアニメの中のハッキングについて見ていきたいと思います。

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             ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{二二二二l____|二二} 

【参考エントリ】

*1:「クラッカーの方が悪い」程度。

*2:むしろまりなはタッチタイピングができない!